D自律神経&ピラティス

ピラティスにより ストレスから解放される理由

ピラティスは一般的に、筋力トレーニングと考えられていますが、ヨガと同様にストレス解消に大きな効果を持つエクササイズ法です。

ピラティス先進国のアメリカでは、筋力トレーニングの効果よりも精神安定の効果をよりピラティスの特徴としてあげているようなところがあります。多くのアメリカのピラティス指導者たちは、ピラティスにより多くのクライアントの生活の質が向上することを指摘します。

クライアントの中にはピラティスを始めたことによって、うつ気味だったのが直り精神的非常に安定した、あるいは、離婚を考えていた夫婦の関係が改善した、人に対して優しくなれるようになった、顔が優しい顔になったと周りの人に言われるなどの効果が見られているということです。

さて、それではピラティスをすることでどのように精神面での効果が現れるのでしょうか?

これらの効果は 次の2つの方向から来ると考えられます。

 ■呼吸法
 ■身体への集中
 ■身体のバランスがよくなることからくるコンディショニングの安定
                                                                  ピラティスの呼吸法は、ヨガの腹式呼吸とは違い、胸式呼吸が一般的です。 



腹式呼吸は 自律神経の副交感神経に働きかけてリラックスする効果を持つのに対して、

胸式呼吸は 自律神経の交感神経に働きかけて頭や身体を活性化させる効果を持ちます。

ピラティスレッスンを 60分間受け終わった後には、頭がすっきりとした爽快感をもつのはそのためです。頭はすっきりとして、充実感に溢れて、この後にはなんでもできるのではないかという元気と自信が満ち溢れた感覚をもつことができます。



身体への集中は、ピラティス特有のインナーマッスルや骨への意識の集中からくるものです。レッスンにおいては、インストラクターは普段使われることの無い、意識されることのない深部の筋肉や骨に意識を集中させて、様々な動きをすることを要求してきます。

これを行なうためにいままで行なったことのない自分の身体への意識、自分の身体の内部への意識を持つことになります。そして、60分間という時間すべてを使って、自分の体のことだけを考えた時間が使われるのです。このことが他の事を考えることのない無心に近い時間を作り出すことになります。これは本当にすばらしい時間です。頭から悩みが少しでも消えていくのがわかります。

心というものは、身体によって大きく影響を受けています。イライラの多くは身体の不調をあらわしているものといっても過言ではありません。

では身体の不調はどこから来るのでしょうか?身体の不調は少しずつの自然体からのずれというものが引き起こしている例が数多くあるのです。体を自然な姿、左右前後のバランスが取れた姿に戻してあげることにより多くのイライラも無くなっていくのを感じることでしょう。        




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